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7月1日、防除に係わる試験について現地圃場で検討会が行われました。いずれの課題も今後、更なる調査の上、普及性の判断をします。
(1)ジャスタフロアブルの水口施用における作業性と除草効果確認
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事前に田面全体が水で覆われている程度に水を張った状態で水口3カ所から試験薬剤を処理しました。その後、水位が数cm上昇するまで入水しました。薬剤を処理した当日は風が水口に向かって吹いている状況(逆風)でしたが、薬害の発生もなく、圃場一面むら無く除草効果が発揮されていました。作業時間はラジボー散布に比較して1/2~1/3に軽減されました。
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・参考資料
ジャスタフロアブル チラシ
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(2)エンペラー豆つぶ250の水口施用における作業性と除草効果確認
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東川町では基盤整備が進み、大型水田が増えています。そんな中、水口施用できちんと除草効果が得られるか確認する試験を行っています。試験薬剤は水口4カ所から入水と同時に処理(処理前後の水管理はジャスタの試験と同様)、対照薬剤は水田に入って投げ込みました。現時点では試験薬剤、対照薬剤ともに除草効果が確認されています。引き続き、除草効果を調査するととともに省力性についても評価する予定です。
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・参考資料
エンペラー豆つぶ250
https://www.kumiai-chem.co.jp/effeeda/emperor.html
その他、新規箱処理剤ブーンゼクテラ箱粒剤によるヒメトビウンカに対する試験も確認しました。今後、ヒメトビウンカの頭数や縞葉枯病の発生について調査し、普及性を評価する予定です。
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・参考資料
ブーンゼクテラ箱粒剤
https://www.kumiai-chem.co.jp/boon/product/boon_zectera.html
(参考)施肥・防除合理化推進協議会とは
施肥・防除合理化推進協議会(施防協)では適切な営農指導及び生産者の所得向上等に寄与するため、1980年代から全道で様々な活動を実施しており、これまで約40年で8,000を超える課題に取り組んできています。