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11月30日と12月1日の2日間、札幌市のアクセスサッポロにおいて「北海道スマート農業フェア」を開催いたしました。最先端の農業技術を集めたこのフェアは約5,000人の方々にご来場頂きました。
オープニングセレモニーで挨拶をしたホクレンの佐藤俊彰会長は、「スマート農業の推進は北海道農業に不可欠」と語り、先進技術の導入に積極的に取り組んでいく考えを示しました。
同フェアは、北海道やホクレン等で組織する実行委員会が主催し、スマート農業に関連する61企業・団体が出展。GPSガイダンスや自動操舵補助装置、センシング機器、ドローン、生産管理システム、アシストスーツ、搾乳ロボット等の製品が各ブースで展示・紹介されました。屋外会場では自動操舵トラクターの試乗、屋内会場ではドローンのデモフライトやアシストスーツの試着も行われ、最先端の技術を実際に目で見て、触れて、体験することのできる機会となりました。
セミナー会場では、JA職員等を対象とした専門セミナーと一般向けセミナーをそれぞれ開催。北海道大学の野口教授をはじめとする充実した講師陣による講演が行われ、会場はほぼ満席の状態で賑わいました。
来場者の方々からは、「GPSやロボット技術など先進的な取り組みに感銘を受けた」「様々な業種が農業のIT化に参入してきていることがわかった」「アシストスーツの導入にあたって装着体験できて良かった」「実際の圃場におけるデモを見られる機会の企画も検討して欲しい」等の声があり、満足いただいた様子。フェアに出展した企業の方々からは、「意欲のある生産者が多く、ITへの期待が大きいと感じた」「北海道の生産者はスマート農業への関心が高くて驚いた」「スマート農業の普及を図るには、継続的な開催が必要」との声があり、今後の普及に手応えを感じていたようでした。
来場者で賑わう展示場の様子
ドローンの説明を聞く来場者
野口教授の講演に聞き入る一般セミナーの参加者
屋外での自動操舵トラクターデモの様子
ドローンのデモフライトに集まる人々
会場ではペッパーもお出迎え
大勢で賑わう出展ブース